黄昏信水(CG)
(絵画へ) 黄昏信水岸邊閑 堤上詩碑薄穗閒
昔日淵明今在是 花中酌酒眺東山
「黄昏の信水 岸邊閑たり、堤上の詩碑 薄穂(はくすい)の閒。
昔日の淵明 今是に在り、花中に酒を酌みて 東山を眺む。」
黄昏時の信濃川の岸辺はひっそりとしていた。
ススキやノギクなどの秋草が咲き誇る堤防に上がり、
いつものように三島億二郎の詩碑の傍に腰を下ろす。
暮れ行く東山連山を見渡し、紫紺に染る鋸山の頂を望む。
持参したワンカップの蓋を開く。飲むほどに酔いがまわり、
いつしか古の陶淵明にも似た気分になってくる。
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