2014年2月26日水曜日

△34 淡海頑堂 槐堂(1822-1879書) 東照宮遺訓

人乃一世八重荷越負天遠幾道越行可如之急具遍可良須
不自由越常登思遍八不足奈之
心耳望三起良八困窮之多留時越思比出須反之
堪忍八無事長久乃基怒八敵登於毛遍
勝事計里知天負具留事越志良左禮八害楚乃身爾至留
越責天人越勢武留奈
及八左留八過太留爾満左禮利
教諭 東照宮御遺訓( )可良

人の一生は、重荷を負て遠き道をゆくが如し、急ぐべからず。
不自由を常と思へば不足なし、
心に望おこらば、困窮したる時を思ひ出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思へ。
勝事(かつこと)ばかり知りて負くる事を知らざれば害其の身に至る。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるにまされり。
「東照公遺訓(東照宮遺訓)」-慶長八(1603)年一月十五日-
[淡海頑堂] [槐堂]
[以戉开首]

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